1 開催日
令和5年8月17日(木)、18日(金)2組(市川市・習志野市・八千代市)
令和5年8月21日(月)、22日(火)1組(船橋市・浦安市)
2 会 場 船橋市総合教育センター [技術分野]1階 技術科研修室
[家庭分野]3階 家庭科研修室
3 内 容
(1)技術分野
「ICT機器を活用した木工製品の設計」
「材料と加工の技術」に関する教材の製作と評価について
「3Dプリンタの実践」
(2)家庭分野
「問題解決型調理実習について」
「縫製の基礎・基本について」
「消費生活について」
1日目にTinkercadで木工製品、キーホルダーの設計及びキーホルダーの3Dプリントを行った。ブラウザ上でのCADであるため、どの市の端末でも利用が可能であり、一人一台端末の利活用方法の一助となった。3Dプリンタの実践は、船橋市より10台借用して行った。導入後、手を付けずにいた学校もあったが、参加者全てがCADで設計したデータを印刷できる形式に変換し、出力を行ったことで、これを機に利活用が増えることを期待したい。
2日目の一枚板を使った教材の製作は、各々がCADで設計したものを、実際に製作するという、生徒にも実際に指導する流れと同じであるため、生徒がつまずくところがどこなのかを気付き、今後の指導に役立ったが、「実技研修会」という名目上、「一枚板からの製作」よりもより高度な研修内容を求む声があった。評価については、地方伝達では、県の伝達講習とは違い、一教諭が講師となるため、評価についての説明には課題が残るものとなった。
1日目の午前中にSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の幸田様より御講話いただいた。お金について普段から高校生向けに講話されている内容だったのでわかりやすく、教科書の中に出てきた用語や仕組みについて詳しく教えていただいた。その後、縫製の基礎・基本として家庭科技術検定被服製作4級の練習を行い、2日目の午後には時間も計測して実施した。時間内に巾着袋を製作する中で基礎技能や縫い目を均一にすることなどが求められ、生徒に指導する技能の再確認ができた。
2日目には問題解決型調理実習を行った。全てを提示し、完璧に調理して「楽しかった。」で終わる一般的な調理実習ではなく、切り方や調理の順番を考える等、子どもたちが試行錯誤してより良いものを調理しようとさせる方法があることがわかり、主体的・対話的で深い学びをさせる手段として有効であると考えられる。