1 開催日 令和5年6月8日(木) 9:30~16:00
技術1組(船橋市・浦安市)
家庭2組(市川市・習志野市・八千代市)
令和5年6月9日(金) 9:30~16:00
技術2組(市川市・習志野市・八千代市)
家庭1組(船橋市・浦安市)
2 会 場 船橋市総合教育センター [技術分野]1階 技術科研修室
[家庭分野]3階 家庭科研修室
3 内 容
(1)技術分野
午 前 「農業と漁業の融合、アクアポニックスについて」
午 後 「簡易アクアポニックスの製作」
(2)家庭分野
「3Dマイホームデザイナーを活用した住生活に関する指導」
■技術
午前中は株式会社プラントフォームの代表取締役CEOの山本祐二様にアクアポニックスについてご講演していただいた。アクアポニックスとは養殖と水耕栽培を同時に行う循環型農法であり、株式会社プラントフォームでは、チョウザメの養殖によるキャビアの生産と約200種におよぶ作物の栽培に成功されているという。また、データセンター運営にあたり排出される余熱を利用したビジネスとして、アクアポニックス事業を展開されており、我が国が抱える農業の担い手不足や技術的な問題、そしてSDGsの取り組みに大きく寄与されていることがわかった。農林水産省が2050年へ向けて目指す姿「みどりの食料システム戦略」についてもお話いただき、生徒に生物育成の分野を指導していくうえで必要な、最新の情報を知ることができた。
午後は簡易アクアポニックスの製作として、サイフォンの原理を利用した栽培槽の水位が昇降するシステムと栽培槽を置く木製の台の製作を行った。基本的な工具類に加え、高速切断機やスライド丸のこ、ホットカッター等、普段あまり使わない工具・機械類を使用する場面も設けた。
午前中の講演において、小型のアクアポニックスは、水質の維持や魚と作物とのバランスが非常に難しいということをご指摘いただいたが、技術室の片隅で生物育成の技術を指導する際の補助的な教材として指導に活用していただけたらと思う。
■家庭科
午前中はまず、文化学園大学の五十嵐清子准教授から住生活についての基礎的な知識と評価方法についてお話いただいた。評価例・方法の具体例、及び内容については、これまでの指導やこれからの指導を再確認できる場となった。小・中・高の家庭科教育の学びの視点では、生徒の成長段階においてどういった指導が必要なのか明確になった。また、住生活領域の現状と課題について専門家の方々へのインタビュー結果をもとにお話いただき、知見を得られた。その後、メガソフト株式会社のパワーポイント教材「3DCGで学ぶ住生活」の紹介を受け、受講生からは「住生活の指導に非常に使えそうだ。」という意見があがった。最後に、メガソフト株式会社の京谷様と瀧本様より「3Dマイホームデザイナー13住空間学習セット」の操作方法等の説明を受けた。
午後は、上記ソフトウェアを使用し、クレヨンしんちゃんの野原家を3Dで再現する実習があり、残った時間で家具などをそれぞれが自由にデザインした。作り込まれた有料のソフトウェアであるため、ユーザーインターフェイスがわかりやすく、間取りの作成と3D化がスムーズにできる。また、家具も様々なデザインのものが用意されており、非常に操作性と自由度が高く、授業に導入することができたら生徒はより主体的に取り組むであろう教材であった。
■技術
午前中は株式会社プラントフォームの代表取締役CEOの山本祐二様にアクアポニックスについてご講演していただいた。アクアポニックスとは養殖と水耕栽培を同時に行う循環型農法であり、株式会社プラントフォームでは、チョウザメの養殖によるキャビアの生産と約200種におよぶ作物の栽培に成功されているという。また、データセンター運営にあたり排出される余熱を利用したビジネスとして、アクアポニックス事業を展開されており、我が国が抱える農業の担い手不足や技術的な問題、そしてSDGsの取り組みに大きく寄与されていることがわかった。農林水産省が2050年へ向けて目指す姿「みどりの食料システム戦略」についてもお話いただき、生徒に生物育成の分野を指導していくうえで必要な、最新の情報を知ることができた。
午後は簡易アクアポニックスの製作として、サイフォンの原理を利用した栽培槽の水位が昇降するシステムと栽培槽を置く木製の台の製作を行った。基本的な工具類に加え、高速切断機やスライド丸のこ、ホットカッター等、普段あまり使わない工具・機械類を使用する場面も設けた。
午前中の講演において、小型のアクアポニックスは、水質の維持や魚と作物とのバランスが非常に難しいということをご指摘いただいたが、技術室の片隅で生物育成の技術を指導する際の補助的な教材として指導に活用していただけたらと思う。
■家庭科
午前中はまず、文化学園大学の五十嵐清子准教授から住生活についての基礎的な知識と評価方法についてお話いただいた。評価例・方法の具体例、及び内容については、これまでの指導やこれからの指導を再確認できる場となった。小・中・高の家庭科教育の学びの視点では、生徒の成長段階においてどういった指導が必要なのか明確になった。また、住生活領域の現状と課題について専門家の方々へのインタビュー結果をもとにお話いただき、知見を得られた。その後、メガソフト株式会社のパワーポイント教材「3DCGで学ぶ住生活」の紹介を受け、受講生からは「住生活の指導に非常に使えそうだ。」という意見があがった。最後に、メガソフト株式会社の京谷様と瀧本様より「3Dマイホームデザイナー13住空間学習セット」の操作方法等の説明を受けた。
午後は、上記ソフトウェアを使用し、クレヨンしんちゃんの野原家を3Dで再現する実習があり、残った時間で家具などをそれぞれが自由にデザインした。作り込まれた有料のソフトウェアであるため、ユーザーインターフェイスがわかりやすく、間取りの作成と3D化がスムーズにできる。また、家具も様々なデザインのものが用意されており、非常に操作性と自由度が高く、授業に導入することができたら生徒はより主体的に取り組むであろう教材であった。